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ブログ日記のようなものPAGE | 3425 3424 3423 3422 3421 3420 3419 3418 3417 3416 3415 | ADMIN | WRITE 2014.08.17 Sun 21:10:35 君と君を前にして、すべてに興味をなくし自暴自棄になったような態度を取る。 こうなることを君は悟っていたし、自分自身もよく分かっていた。 ただただ時間を止めることができず、 目に見えていた未来を何一つ変えられなかっただけの話。 いや、変えようとしていなかったのだけども。 君は悲しそうな顔をする。 あれほどまでに拒んでいた結果がここにあるのだから。 そんな顔になったって仕方ない。 うつむき君は泣き出した。悔しい、悔しい、と。 言葉になりきれないぐらいにグズグズな音になりながら。 それでも静かに、静かに、泣き出した。 お互い望んでいた結果があるのだろう。 けれども何一つ叶わないまま。 必死に追いかけた『答え』は姿を潜め、虚空へと消え去った。 君は最初から知っていた。 求めていたもの、『答え』がないということを。 なぜなら、ないということを証明したかったのだから。 存在しない、ということを証明したかったのだから。 君の望みは複雑だった。 表面上は、そんな存在しない『答え』を求めることだった。 裏にあったのは、『答え』が存在しないことの証明だった。 今あるのは、その表裏を含めた概念そのもの。 完全なる『答え』はどこにも存在しておらず、 だからこそ不完全な『答え』を創り続けている、ということ。 君はオレに向かって誓う。訴える。 「不完全な『答え』ならいらない。消えろ」と。 ごもっともだ。反論する余地はどこにもない。 完全であろうとする君はいつだって正しい。 けれども、君はそんな不完全に向かって 「可能性はすべてに存在しているのに」とも言う。 泣きながら。祈るように。 不完全を抱擁する本当の完全が、君には見えているのだろう。 見えているのに手が届かないからこそ、泣いているのだろう。 それが君の正しさなんだろう。 どうか。 君が君でいられますように。 オレがどんなに不完全でクソな存在になっても。 君は君でいられますように。 世界が世界として存在できますように。 そう、君に宣言して。 オレは踵を返した。 PR CommentsComment Form |