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ある日それは突然やってくるかもしれない。
次の瞬間には、自分は死んでいるかもしれない。
そんな気がしてならない。

目の前に、この世のものとは思えない
何かが現れて、自分を殺すような幻覚。
何故か現実味を帯びている気がする。
いつかそうなるんじゃないか、と思ってる。

殺される。
でも。怖いとは思わない。
あ・・・と思う程度。
頭の中が白紙になるかんじ。
で、自分が消えていく。
そんな幻覚。

それが望みなのかもしれない。

信じるべきものはなにか。
そんなものは人それぞれで、誰かが決めるようなものじゃない。

オレは変だ。
そんなことは分かってる。

世界のことが分からない。
一般常識、なんて言われたって、分からない。

無知が何故許されるのか。
それを罪と言うことだって、ありうるのに。

いらない。
自分なんかいらない。

何故、生かすのだろう。
分からない。

何も。
何も。
分からない。
分かるってなんだったっけ。
そんなものあったっけ。
分からない。
こんな馬鹿いらない。
馬鹿はいらない。
だから捨てる。
さようなら。
それは。
正しさ。
どこからかやってきた、正しさ。
絶対的な正義。
だから。
さようなら。

人との関わり方を忘れた。
昔から、自分から人に話しかけようとすることはなかったから。
誰かからの言葉を聞かないようにすれば、当然そうなる。

人にメールをしなくたって生きてる。
人に電話しなくたって生きてる。
喋らなくたって、必要なものは用意されていて。
生きてる。
それは。幸せなことだ。とても。
だから感謝しなければならない。
文句の付け用がない。

友達を無くしたって、生きていける。
『当たり前』が、生かしてくれる。
だから反抗しちゃいけない。
そういうルールが、ここにある。
親が、そう教えてくれた。
死にたい、と望むことは、いけないことだって。
だから、ただただ親の言う当たり前に従って生きていればいいって。
そういうことだと思ったから。
それでいいんだ。

人の心に響く言葉はそこになかった。
人を寄せ付けない。自分だけの世界。
それは。自分を守るものじゃない。
自分以外の何かを守りたい。
だから寄せ付けない。
自分の汚れた手が、誰かを汚してしまわぬように。
だから、それは正しい。
正しいんだ。

あぁ。
早く。
終わりが来ればいいのに。