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ぼーっとする


じっくりと、ゆっくりと、気持ちを落ち着かせると、
ふわっといろんなことが脳裏をよぎっていく、
という話は聞いたことがある。
で、ぼーっとしてると。
昔よく遊びに行った畑を思い出す。
ひたすらだだっ広くて、視界1キロ以上は畑。
そんなところで虫取り網を持って走り回ってた。
蝶やバッタ、カマキリやコウロギ、トンボとか捕まえて。
別の場所だけど、オーソドックスにカブトムシとかクワガタとか。
セミとかタマムシとかカミキリムシとかも捕まえたな。
あ、そうそう。ダンゴムシ可愛いよね。
ちっちゃいのよりも、デッカいヤツを見つけた時はテンション上がる。
おっはッ!!やべぇこいつデカい!!さぁ丸まれ!!みたいな。
あと、時折見つける虫の卵や、妙な虫を見ては寒気がして。
表面に毛が生えたような軟らかい葉っぱは、
すりつぶせば緑の汁が出てくるけど、
細長くて、スッと触ると指が切れてしまう葉っぱは、
ちぎった瞬間から縦に裂けてしまう。
あぁ、ただ根元はそんなことはなくて、
スコンと抜けるかのように、葉っぱが取れる。
虫食いのない葉っぱは、綺麗だ。
そんな中でもオオイヌノフグリは何故か印象的だったな。
触ればすぐに花が落ちてしまう。
でも、よく見れば形はすごくしっかりしてて。
小さい芸術品、かも。
あぁ。で。
近場を流れる川や田んぼにもいろんなものが居て。
アメンボとか、タガメとか、ミズカマキリとか、オタマジャクシとか。
イモリとか、コオイムシとか・・・ゲンゴロウは1度だけ見たかな。
見た時はビックリしたね。何にって、デカさに。
思っていたより1.5倍ぐらいデカかったかな。
あぁ一度しか見なかったと言えば、ナナフシもそうだな。
それも結構最近かな。それでも5年前ぐらいだろうけど。
見たとき一瞬固まったね。
カマキリ・・・じゃない。バッタでもない。お前誰?みたいな。
30秒ほど悩んで、あ!お前ナナフシか!!?ってなった。
まさかそんな地元にいるもんだと思わなかったから余計に。
長年虫取りしてたけど、ナナフシだけは見たことなかったもんなぁ。
そういえば、オレって虫に対して『お前』ってよく言うんだけど。
改めて思えば変なのか?
道路とか歩いてるダンゴムシとか見かけたら、
お前轢かれるぞ、とかいって近場の草むらにポイしたり。
弱ってるのか、飛んではすぐに地面に止まる蝶を見れば、
お前大丈夫か?とかいいつつ、捕まえて花に乗せたり。
いや、蝶は持つとマズいよな。羽痛むし、あんまり持ちたくないけど。

まあそんな話はさておき。
いろいろ思い出して、最近はあの畑にも行ってないな、と思ったわけで。
行かなくなったのは、畑の持ち主であろう人に怒られたから。
まあそりゃそうだろうなぁ。網振り回して、作物折られちゃたまらんし。
で。
ぼーっとしてたら。なんかこう。変かもしれないけど。
畑と言うか、あの辺一体というか、なんというか、が、
オレを心配してる・・・みたいな、なんかよく分からん感じがした。
いや、思い込みかもしれないけどね。そりゃあね。
でも、確かにあの頃の自分は虫を捕まえることに抵抗はなかったし、
今みたいに変なことで泣いたりすることはなかった。
泣くと言えば、喧嘩したときとか、怒られたときとかだったし。
言ってしまえば、今は自分が自分を泣かせてるから。
で、あの頃は何も考えず酷いことしてたけど、
心底楽しんで笑ってたのが、今は場所を繕うために笑ってて。
自分が辛い想いをしてることを訴えるために泣いてたけど、
今はひたすら我慢してて、無性に泣くばかりで。
それを何かこう、心配してる感じがした。
オレからすれば、あの場所に家が建ってないか心配なんだけど。
オレが心配してる以上に、無効がこっちを心配してるような。
錯覚、だろうけど。
ただ、そう感じると、心底人でないものが好きだったんだなと思う。
あの場所が好きで、あそこにいる皆が好きで。
あそこから追い出されたり、あそこに家が建ったりすると、
人を恨みたくなった。それに対して何もできない自分も恨んだ。
でも。なんか。今日は。
そんな感情すら自分の勝手だったように思えた。
あの場所にはお世話になった。多分10年ぐらいは。
それなのに感謝すらできてなかった。
あの場所を荒らし続けた自分を恨んでるとしか思ってなかった。
だからこそ、なんか。変な感じがした。

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