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重く想う

昨日の話。
『償えない罪の償い』で検索して日記?にやってきた人がいた、という話。
日記?にてすでに考察済みなんだけども、結果についてもう少し考えてみる。

というのも、思うに。
『愛すること=赦すこと』かもしれない。
そうでなかったとしても、『愛すること=好きであること』ではないと思う。
そもそも、愛するべきなのは好きな部分だけじゃないはず。
「自分が好きな部分も嫌いな部分も、貴方の存在すべてを大切にしよう」
そういう状態が愛してる、なのかな、と思う。
で、問題は『赦すこと』に直結するか否か。
第一、赦せない誰かや何かを愛することができるのか。
・・・経験で言うなら、ありえない。あくまで経験。

どうしてそもそも赦せない?赦すって何?
おしえてgoo辞書。
(1)罪や過失を、とがめだてしないことにする。
また、服役中の人を放免する。《許・赦》
(2)願い・申し出などをききいれて、願いどおりにさせる。
認める。許可する。《許・聴》
(3)ある行為を、さしつかえないと認める。《許》
(4)義務や負担を免除する。《許・赦》
(5)相手のはたらきかけに対し、思いどおりにさせる。《許》
(6)他に対する警戒心をゆるめる。《許》
(7)その人をとりまく状況が、ある事を可能にする。《許》
(8)すぐれた存在であると認める。《許》
(9)ある水準に達したと認める。《許・赦》
(10)強く締めたり、引いたりしたものをゆるめる。
(11)手放す。自由にする。
基本的には(1)(2)(4)(9)のようで。つまり?
罪や過失をとがめず、認め許可し、義務や負担を免除して、水準に達したと認める?
いや、全部を満たす必要はないか。
ただ、これを見ていて思うのは。
・・・主語は何?という疑問。
どうも『赦されていない本人』ではない。
赦すことができない人。罪や過失、あるいは義務や負担、水準を定めた本人だ。

これに対して『赦されていない本人』が出来ることが『償う』だ。
『償う』の意味は?またまたおしえてgoo辞書。
(1)埋め合わせをする。特に、弁償する。
(2)罪やあやまちの埋め合わせをする。
とにかく、埋め合わせるということらしい。
でも、これも『赦されていない本人』が限度を知ってるわけじゃない。
どこまで埋めなければいけないのか。
定めるのはやはり、罪を定めた本人だ。

ここまできたら思わずにはいられない。
「なんで償う必要がある?他人の決めた何かに従う必要がある?」
別に償おうという意志を否定するつもりはない。
でも、それがつらくて嫌だ、というのなら。
逃げればいいじゃないか。それこそ。
勝手に『そうじゃないとだめなんだ』と思い込んだ自分がいるだけじゃないか。
逆に『償いたいんだ』という自発的な意志は。
本当の意味で償われた瞬間を知ることが出来ないかもしれない。
基準を定めた本人に『もういいんだよ』と言ってもらえない限り、
償いが報われる日は来ない。それこそまさに永遠の償い。

『償えない罪』とはこれかもしれない。本当に。
奪ってしまった命が、自分を赦してくれているかどうかなんて自分には分からない。
すでにそこにはない。
その命は、恨みや苦しみでいっぱいになって、消えていったかもしれない。
そんな時、残ってしまった罪ある自分は、どうやって罪を償うのだろう。
『もういいんだよ』だなんて、誰に言われても意味がない。
基準を知る本人が、もうすでにこの世に存在していないのだから。
だからこそ自発的に『償いたいんだ』なんて思おうものなら、
永遠の償いに繋がっていく。
誰にも、自分ですら『もういいんだよ』だなんて言われない。
終わりがない。


よく。周りをふわふわと蝶が舞っている。
自分が生まれて初めて奪った命、の模写。
汚れがない。儚い。穏やかで。優しい。
でも、自分はそれに触れたいと思わない。
ただ奪った事実を忘れたくはないだけ。
ひらりひらりと近付いてくることもあるけども。
自分の方から逃げる。「来るなどっかいけ」と言う。
挙げ句。
「お前のいるべき場所はこんな醜い場所じゃない。
昔お前が本当にいた、生きていた場所へ帰れ」と言う。願う。
まったく意味はないが。
いっそあからさまにオレを恨んでくれればよいものを。

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