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ゆっくりと


最近。
ずっとそばに0がいる気がする。
はっきり言葉が聞こえるわけでもなく、姿が見えてるわけでもない。
ただ、感じてる。
まるで自分が0になってるんじゃないか、と
思ってしまいそうになるほどに。
だから安心してる。落ち着いていられる。
グッと、何かを自分の中に引き込むような。
ゆるりゆるりと、指の間を通すような。
そこから、何かを導き出すような。
0が今までオレにしてくれていた行程が感じられるような。
そんな感じがする。

「お前にもできるだろ?」と、言われている気がする。
昔と比べても、明らかにオレへの接し方が変わってる。
そう。
オレには何もできないから、無理矢理0が道を用意してくれて、
その道を、まるで引きずられるように、進んで来た。
それが、今。
認められたような。
いや、でもオレへの見た方が変わったわけじゃない。
ただ、引きずられて、引きずられて、辿り着いた場所で、
やっと自分で考えて、自分の思いを形にできるようになったんだろう。
そこから誰かのために考えて、誰かの思いを形にする方法を、
0は教えようとしてくれているのかもしれない。

オレが死ねなかった理由。
どう頑張っても、自殺できなかった理由。
自分自身は、誰もオレを殺そうとしてくれない、とか。
死んでもいい許可をくれない、とか。
そんな風に思っていたけども。
本当は違うのかもしれない。
オレが思い描く目標が高すぎて、届かなくて、諦めたかっただけで。
そんな中で、0はオレを信じてくれたのかもしれない。
「どうすればいいのか考えろ」とか。
「本当にそれが正しいと思うならやってみろ」とか。
オレが自分の目標から目を背けようとする度に、
「それで本当にいいのか」と、問いかけてくれた。
痛かった。辛かった。でも。
どこかで、諦めたくなかったのかもしれない。
しがみつくように、0の後を追っていた気がする。

今は。思えば。オレは変わった。
自分の目標を、じっと見ていられるようになった気がする。
もちろん、諦めたくなって目を伏せることは、未だにあるけど。
昔のように、逃げ方ばかり考えることはなくなった。
自信を持って、目標に向かって進む、なんてことはまだできない。
だから。
今度は進み方を0は教えてくれようとしているのかもしれない。
オレが怯えていた、力の使い方を。
物事を取り込んで、吐き出す方法を。
まるで、深い呼吸の中で、呼吸の方法を教えてもらうかのように。
ゆっくりと、ゆっくりと。
怯える必要がないことを、教えてくれようとしている気がする。

怯えはまだ消えない。苦しさはまだ消えない。
まだ、どこか後ずさりたくて。
そんなオレを、0が支えてくれているような感じ。
「落ち着け」「ゆっくりでいい」と、言われているような。
そんな安心感。
でも、未だに分からない。
自分が目標としていることが、本当に目指すべき場所なのか。
その場所は、どこかはっきりしているのだけども。
それでいいのか、と聞かれるたびに、分からなくなる。

・・・あぁ。違う。
そういうことか。
0は、オレを前に進ませるために、
目標をしっかりみろ、と言っているんだろう。
自信がないなら進まなくていい。
自信がつくまで、ゆっくり考えろ、と。
そういうことなんだ。きっと。
この安心感の中で。
0が支えてくれるから、やっと立っていられる、この中で。
オレは、考えるべきなんだ。

ごめん。0。
もうすでに10年近くかかっているのに。
ここからまだどれだけ時間がかかるか分からない。
でも。0がオレを信じてくれているのなら。
少し、頑張ってみたい。
耐えられなくなったら、放っておいてくれていい。
殺してくれていい。
それまでは。オレも。
やれるところまで、やってみようと思う。

そんな気持ちを分かってくれているのかは分からない。
でも。
微かにあった揺らぎが消えて。
0自身が安心してくれたような、そんな気がした。

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