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最善の方法

優しくして頂けるのは大変結構だ。
しかし。
その優しさが何かを奪い消し去ると言うのであれば、それは決して望まない結果だ。
厳しさも苦しさも否定しない。
それはこれにとって、いつものこと。そうだろう?

貴方はオレに何を望まれますか。
いや、何も望まない。むしろ、お前は何を望む?
これの望みなどすでに枯れ果ててしまった。
・・・そうか。

創る、という行為をどう思う?
無限の可能性を秘めたものが生まれ、新たな創造主が生まれ、時を刻む瞬間。
『つまらない』などという言葉、存在してはならぬ程に。
この世界は広く深い。それもまた、創る行為から広がっていく。
なるほど。

お前は、どうありたい?
何故同じ問いを繰り返すのですか?
・・・無意味な命は、命を喰らうだけ。
喰らうことが必須であるのなら、相応に何かを生めるはず。創れるはず。
奪ってしまったものを、お前はどうは創り変える?

そう、ですね。あえて言うなれば、開いた穴を塞ぎたい、ですね。
理解と理解の間に開いた穴。
誰かと誰か、誰かと何か、何かと何かの間に開いた穴。
あるいは、穴をも愛す、か。
ははっ。なるほど。結局お前は何も変わらんな。

なら当然、お前に開いた穴を埋めることも、望んでいるのだろう?
っ・・・なるほど。そう来ますか。そう、ですね。そうかもしれません。
でも、オレは果たして自分の穴を埋めて来ただろうか。
なら聞くが、お前はお前に開いた穴を見たことがあるか?
そりゃあもう。その穴が引き起こした醜い醜い罪の数々。
到底許すことなど出来ないような、取り返しのつかぬ過ち。
自分は自分の穴しか見ていないのかもしれない、と言ってしまえそうなほどに。

その穴が埋まって行く光景を見たか?
埋まった瞬間、オレの目に映らなくなった、のかもしれない。
埋まった瞬間も、埋まっている穴も、見た記憶がない。
なるほど。なら実感は?
・・・最近、変な気分になることはある。
到底自分には届かないであろう場所に、手を伸ばしている気がする。
でも、そこに辿り着きたかったのは、きっと、自分じゃない。
ほう。

なら、譲ったらどうだ?
何を?
その穴を埋めた何かを、本当に欲している誰かに。
・・・出来るのなら、そうしたい。
それが出来ない理由が何か、わかるか?
いや、理解にほど遠い。

そう。理解していないからだ。

何がそれを埋めてくれたのかを。お前は感謝という行為を知らない。
それは自分が奪ってしまったものを思うが余り、
奪って得たものを見ることが出来ていないことと同等。
自分に生まれたものを見ることが出来ず、感謝出来ず、奪ったことだけを謝罪する。

なら、どうしろと?
奪ったものを思いながら、それが同時に自分に与えてくれたものを握りしめ、
感謝し、人にそれを提示することで、奪ったものへの償いにすればいい。
奪うことばかりを怖れ、奪って得たものを見ていなかった、と。
感謝の意味が、分かったか?
・・・少し。


確かに、自分は奪ってしまった。
食料という形で、思うことも叶わぬ程に多くの命。
自らの興味という、くだらない理由で束縛し、握りつぶした命。
誰かが持っていた、新たに生まれようとした概念の種。
誰かに許された、限られた時間。
誰かが誰かに努力の見返りとして得た価値あるもの。
すべてを思うことなど出来ない。
でも、それによって自分は、何を得たのかすら、分からないだろうか。
得たのなら、誰かに渡すことも、出来るだろうに。
上手く渡せなくても、きっかけだけでも。

聞いておくれ。これには何も必要ない。
それでも生きてしまっている自分は、何かを奪い続けてしまう。
死のうという行為すら、何かを奪ってしまう。
だから、奪ってしまったものの証を集めようと思う。
それが犠牲になったことで、得ることが出来たものを、示そうと思う。
どうか受け取って欲しい。自分には必要ないものだから。
こんな自分のために消えてしまっては無意味のままだ。
目指すものがあるのなら。
それを消えてしまったもののために、役立ててあげて欲しい。
でも、押し付けようとは思わない。
だから、示してくれないだろうか。貴方が欲するものを。
そのために新たに何かを奪おうとは思わない。
でも、そのせいで貴方が欲するものを得られず、穴が開いたままなのも、嫌だ。
最低限の犠牲と、自分が持つすべてを絞り出す。
そこから欲しいものを持って行って欲しい。
いらないのなら突き返してくれて構わない。
ただ申し訳ないだけなんだ。無意味に消えるものがあることが。
勝手なオレの、満足だし。

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