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事が大きくなっております

今日提出の課題。
ようはこれを考えろ、と。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/食事する哲学者の問題
この課題について語る。
「課題やった?」
「やったやった」
「どうなった?」
「こうなった」
「おぉ・・・」
「そっちは?」
「こうなった」
「あぁ〜あかんなぁ〜」
「ん?」
「これ、哲学者?」
「そう」
「ただの丸やん。ちゃんと哲学者描かないと」
「えー?いやいやいやいや・・・」
「これも椅子じゃないやん。丸やん」
「もーそんなん言い出したらフォークとかどうなるんよ」
「ん?」

「哲学者よりも大きいやん」

「ぶっ・・・!!」



この瞬間、オレの頭の中では妙な妄想が繰り広げられていた。



自分の身長よりも大きなフォークを両手に2本持ち、振りかざす哲学者2人。
1人がスパゲッティどころかスパゲッティが乗った皿ごとフォークを突き立て、
皿を盛大に割り、もう片方のフォークで目の前にいる哲学者に突きつけた。
「お前も、次に入ってくる哲学者も、全員殺せば自分だけが残る。
そうすれば永遠に空腹になることのない自分だけが確実に生き残る。
そうなってしまえばデットロックなんてものは些細な問題だ」
フォークを突きつけられた哲学者は微動だにしない。
しばらく沈黙の後。
その哲学者はそっと自分のフォークで突きつけられていたフォークを横へ動かした。
「そうやってお前だけが残ったとしても、我々の目的はあくまで哲学することだ。
だがお前だけが残っても、お前は自分の哲学を誰に論じる?誰に同意を求める?
最早それは哲学ではない。単なる自己完結した真実無き思考だ」
ギリッという鋭い金属音が響く。
「世界において、誰もが納得できる事柄こそが真実だ。
ここには我々以外の人間が立ち入ることはない。
もし1人だけが残ればその1人がここでの真実を語れる。それの何処が違う?」
それを聞いた哲学者はどこか悲しげな表情を浮かべた。
「哲学者は絶対者ではない。追求する者だ。お前のやろうとしている行為は、
ただの絶対者への欲望であり、真実を追う者のすべき行為ではない」
ギリギリ。

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