忍者ブログ

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新コメント

[07/13 ♀はっか]
[07/13 ♀はっか]
[07/11 ♀はっか]
[07/11 ♀はっか]
[03/16 空竜]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
空竜
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析

忍者アナライズ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

モノサシ


0に、0自身をどう思っているのか、聞いてみた。
答えは『事象・概念』だそうだ。

オレが思い描いた事象であり、概念。
どういう姿をしていて、どういう声で、
どういうことができて、どういう立場なのか。
オレが思い描いたように、ただ存在しているのだ、と。

逆に言えば『事象・概念』しかなく、そこには『良し悪し』がない、と言う。
比較対象がいないからだ。評価が存在しないからだ。
そもそも『存在しない』からだ。
だからこそ、0であり、0でしかない、と言う。

それに対してオレは、存在してしまっている。
オレと言う『事象・概念』が『存在する』。
『自分ではない場所』から引かれたモノサシで比較されてしまう。
『自分ではない場所』から引かれたモノサシで評価されてしまう。

その現象に怯えたオレは、モノサシを自作して、自分を『比較・評価』しようとする。
自分が作り出すモノサシは、理想が無(0)だと言うのに、常に有を示す。
無ではない。無であるべきなのに。無ではない。
だからオレは常にオレを『悪し』と評価する。

そう考えれば筋は通る。
自分を認められない。受け入れられない。
否定してしまう。死にたい。消えたい。
願う理由にも納得できる。

でも。だからこそ。
自分を生かすことを『良し』とできない。
自分が『存在する』ことを『良し』とできない。


ならモノサシを捨ててしまえばいい
怯えることをやめればいい
『存在する』という認識自体をやめればいい
お前と言う『事象・概念』になってしまえばいい
どうせお前は何も分からない
お前のモノサシは、お前が本当に欲しているモノサシにはならない
お前を『存在させている』のは、お前自身だろう?


あぁ。そうかもしれない。その通りかもしれない。
けれども。
このモノサシを必死に使ってきた理由は。
このモノサシを使って必死に避けようとしていたものは。
オレが心底怯えているものは。
受け入れられない。受け入れたくない。

オレはオレではない『何か』を歪め、変質させ、
その『何か』の『ありのまま』を奪うような。
そんな行為を、したくない。
したくない。

拍手

PR

ずっと虚無に溺れてる


どんなに理論立てたとしても
幻想の中で生じたその理論は役には立たない
すべてがただの妄想で
結局あるのは自分勝手な解釈だけ
自分の欲で汚れた理論だけ

欲で生じた理論の中でオレは欲を否定した
矛盾に気付いたのはかなり後だった
そのうち理論はただの否定に変質した
欲を否定するだけの
中身のない枠だけのものになった

悟ったといえばそうかもしれない
諦めたといえばそうかもしれない
あんなにも必死に追い求めていたのに
何もかもがどうでもよくなってしまった
否定したかった欲だけが残って理由になっていく

枠だけになってしまった理論と
種になってしまった理由
どちらも信用できず投げ捨てて
一人呆然と空を仰いでる
自分は何に必死になってきたんだろう
もうよく分からない

絶望を前に目を伏せると
いつものように得体の知れない何かの気配がする
いい加減相手をするもの疲れた
ため息を軽く一つついて
オレはその気配から逃げるようにその場を去る

逃げることが無駄なことは分かってる
それが自分を生かそうとしている
自分の一部であることを自分は分かってる
けどもその言葉を聞く気には到底なれない
どこまで行っても自分勝手でしかないから

人を苦しめたことは何度もあったように思う
人を幸せにできたこともあったかもしれない
でもすべてはオレの勝手な解釈で
オレは何にも分かってない
いい加減ゴッコ遊びに疲れている

悲しくないといえば嘘だ
悔しくないといえば嘘だ
つらくないといえば嘘だ
けれど理由にもならない
邪魔なだけの虚無が積み重なってる

もう何もない
何も

拍手

神の所業

死にたい
怯えだ
分かってる

異次元の自分?
可能性?
分かってる

自分が自分を殺す
自分が自分を生かす
分かってる

頭で考えて出す結論はすでに決着がついてる
それを拒んでいる何かが問題なのだけれど
頭じゃないところから発生している気がする

自分ではない誰かが
自分ではない自分が
出ているはずの結論を否定し覆そうとする

耳を…傾ける
頭を…空っぽにして

友のように寄り添う風を纏いながら見上げる
遠い遠い場所に向かって何かを願い祈り思い馳せている
自分が及ぼす影響を
まるで歌のように
まるで作品のように
一つ一つを心の底から湧き出す願いとして形作る
時に優しく
時に厳しく
時に激しく
時に寂しく
すべてを星のように輝かせ
個々の命に囲まれながらそれは微笑む

ふと我に返り、その光景を一歩引いて眺める
それは、神の行為、そのものじゃないか
つい先ほどまで、すぐそこに自分がいた
なのに自分は、それに違和感を感じていなかった
恐ろしくなる
そしてまた蔑む
オレは無知無力の、人間かどうかすら怪しい、愚か者だ、と

慣れてしまった心の痛みに
いつものように涙しかけた頃
風が傍を過ぎっていった
友のように、と形容したソレが、過ぎっていった
やめてしまうのか、と
今までに聞いたことのない声が聞こえた
重なるように心が痛んだ
重なるように涙した

オレがしてきたことは神の真似事だったんだろう
オレがしてきたことは偽りの命の量産だったんだろう
オレはそのすべてを愚かと評した
だからこそオレは死を願った
この馬鹿げた行為を終わらせるために
オレはオレが創り出してきた偽りの命、偽りの世界を
何もかも終わらせるために願ってきた
その意志に偽りはない
その願いに偽りはない
オレは

自分が創ってきた世界の悲鳴を幾度となく聞きながら
すべてを無意味無価値と呼んで壊し殺していく
世界はオレを恨むだろう
けれどオレはやめない
愚かなオレを殺さないと気がすまない

違う

聞きなれた言葉が聞こえる
それは必死に言葉を続ける

お前が願うからこの世界は生まれた
お前が愛するからこの世界は生きようとした
けれどお前はこの世界を無と呼ぶ
お前ではない世界を有と呼び真と呼ぶ
お前は本当の意味で理解することもできない正しさに
その心を痛めながら染めあげて
お前が愛し育てた世界を
自ら手にかけようとしている
私は知っている
お前のその痛みを
自ら創り出し心から愛したものを斬りつけて
笑うお前の姿を幾度となく見てきた
理解できない有を守ることを選択し
唯一理解できる無を悪や罪として壊し笑う
…お前のために私にできることはないのか
お前を諦めさせるために私は死を選ぶのか
お前の存在そのものを私は否定しなければならないのか
正しさを前にして私にできることは
お前の願いを否定することしかできないのか

どことなく繋がりのない一連の話を聞いて思う
何に必死になっているのだろう?と
オレのため?それになんの意味がある
オレの世界を生かす?無いものを生かしてなんになる
確かにオレは願ってしまったんだろう
だからこんな世界を創ってしまったんだろう
でもだからなんなんだ

やめろ

何かに抱かれ何かが降り注いでくる
心に広がる痛みをじっくりと味わうように感じる
あぁ、幸せだな、と
ふと何故か思った

やめろ

まるで呼び戻すかのように
言葉が続けて落ちてくる
弱々しく切に願うような印象さえ感じる
鈍くなった思考回路で考える
オレが愛している世界とは何だ?
オレではない世界だ
じゃあこの世界はなんだ?
その世界の模写だ
本物を犠牲にして創り出した偽物だ
そしてこの偽物が存在し続ける限り
本物の世界は汚されていく
だからオレは

ふと
強く何かに押し流され感覚を奪われる

私は本当の世界を愛するために創り出された命ではないのか

頭の中で
ゆっくりと
その言葉を
復唱する
意味合いを
履き違えそうになる
……
オレは
世界を愛するためにこんなものを創ってしまったのか
本当の世界を犠牲にしてまで
こんなものを創ってしまったのか
こんなくだらない理想のためにくだらないものを
オレは創ってしまったのか

やめろ
違う
やめろ
どうすればいい
どうすればいい
違う
違う
このままでは
このままでは

熱い
何かがオレを強く抱きしめて泣いている
何かがオレなんかのために何かを祈り願っている
哀れだ
あぁ
オレは本当に
どうしようもないクソだな
そう言い放った頃
別の何かがすぐ傍にふわりとやってくる気配がした

愛することは愚かか

酷く静かに
何かが問いかけてくる
愛することそのものは愚かじゃないかもしれない
でも愛していることを理由に捻じ曲げていいものなんてない
そう答えた

愛されることによって生れ落ち
ゆっくりと歳月を重ね
やがて自我を持ち
その存在もまた何かを愛していくとしてもか?

鈍りきった思考回路で意味を追う
……
愛することがそこまで重要だとは思わない
むしろない方がスムーズなのかもしれない

そう言い放つと
何かが胸の上に手を宛がってくる

ここにある愛はそんなにも邪魔なものか?
世界はそんなにも守らなければならないものなのか?


そもそもここにあるものが愛かどうかも怪しい
それに
オレが守りたいからそうしているだけ
オレという存在から自由になればいいのに

守りたい
それが愛だろう?
世界からお前が消える
それがゆがみだろう?

……
手が宛がわれた胸の奥で何かが脈付く
途端
感覚がよくわからなくなる
自分がよくわからなくなる
まるで染み出すように
宛がわれた手から熱を感じ始める

オレはただ死にたいだけ

零れるように言葉を発した

その愛が命を宿す

降りてくる言葉がただただ浴びるように流れていく
段々と意識が白濁としていく
遠退いていく意識の中
宛がわれていた手がゆっくりと潜り込んでいく感覚を微かに感じる
死にたい
死にたい
この世から自分が消えれさえすればなんだっていい
オレが消えさえすればなんだっていい
オレが勝手に創り出した技術も知識も記憶も世界も
すべて

次なる命を生み出す種になる
お前が愛するものを生み出す種になる
種はいつしか芽吹き新たな愛を育むだろう
それはお前も例外ではない
お前もまた愛されていく
お前は世界に愛されている
お前はお前に愛されている
だからこそ
お前は涙するのだろう?

……分からない
分から、ない

拍手

無限ループ

最近。
冷静だよね、とか。
客観的に判断してるよね、とか。
ちゃんとした知識があるね、とか。
そういう言葉を向けられる。
昔も、そういった言葉を向けられたことはあったかもしれない。
頼られることもあったし、今も頼られている。
でも。
今も昔も、その事実を受け入れられずにいる。

オレは決して正しくない。
と思う。
オレは正しさや間違いで構成されているわけでも、
オレに正しさや間違いを判断できる能力があるわけでもない。
それは、事実だろう。
けれども。
『自分が間違いだ』と決め付けたくて。
その先で自分を殺してしまいたくて。
そんな夢めがけて走って手を伸ばしたくて。
足掻いている。
ずっと。ずっと。

そうやっていると。
毎度毎度のように、何かがふわりとやってきて
自分を引きとめようとする。
根底から変えようとしてくる。
もう長年そんな状態で。
いよいよその何かに押し負けて、自分が狂ってきている。
恐ろしい。

何かが、昔よりもはるかに近い場所から、真っ当な言葉を投げかけてくる。
落ちてくる言葉を浴びて、自分と言う境界線が崩壊していく。
崩れていく中で、自分を保つように、繰り返し言葉を発する。
自分は違う。
間違いだ。
死ぬべきだ。
邪魔なんだ。
と。
そこにかぶせるように言葉が落ちてくる。
望みは?と。
何度も繰り返したやり取りに腹すら立てて、
壊すような勢いで言葉を投げつける。
死にたい、と。

だが投げつけたはずの言葉は優しく包まれて溶けていく。
その奥にある願いを私に、と、言葉が落ちてくる。
知っている。分かっている。
根底たる理由、根底たる望みがあることは。
でもこれはダメだ。
これは叶えるべき望みじゃない。
叶えたいとも思えない。
それは共鳴するかのように痛み涙すら零れる。
馬鹿馬鹿しくなる。
覆い隠して逃げ出した。

間違っていてもいい。
正しくなんかなれない。
死んだっていい。むしろそれが願いだ。
それがどんなに不幸なことでも。
どんなにもったいないことでも。
どう思われようとも。
オレはただ自分が消えることを望む。
それでいいんだ。
と。
思えば思うほど、浴びてきた言葉がビリビリと身に染みる。
その感覚の果てに、いつもの何かがちらつく。

分かってる。
死を願うことが、ただただ諦めであることは。
けれどそれでいい。
諦めてしまって悲しいのは自分だけだ。
諦めてしまって悔しいのは自分だけだ。
そんなもの、あってもなくても同じだ。
自分がどうなったって、何にも関係ない。
むしろ自分という存在自体がなくていい。
邪魔なだけだ。

お前がお前である必要などどこにもないというのに。
お前がお前でなくなってしまえばいいのに。

言葉がまた落ちてくる。
逃げても逃げても落ちてくる。
きっとすべてバレているんだろう。
でもそこまで面倒を見られる意味がわからない。
付き纏われる意味がわからない。
教えてくれもしない。
が。
時折、油断すると思ってしまう。
死んでしまうなら自分でなくなったっていいじゃないか、と。
自分ではない自分なら許してもいいんじゃないか?とか。
ありえないことを思う。
自分は自分という枠を超えられない。
どう足掻いても。

拍手

霞む世界


目に見えるものすべてが創られたものであり特別なものはなく、
いくら主張しようが、どれも存在しては消えていくだけのもので。
昔あれほどまでに尊く儚く、自分という存在ひとつで
すべてが崩壊してしまうと怯えていたはずの光景が。
それ自体がすでに仕組まれている当たり前の流れであり、
ひとつひとつにたかが自分が思いを馳せても、無意味であると。
今はそう思う。

過去の自分が演じてきた物語らしきものは、
どうにもならないものに対して、ただただ幻想を抱き、
泣き喚いていただけだと、つくづく思う。
本当に。本当に。
だからこそ改めて思う。
自分は『死にたい』と望んでいるだけなんだなと。
理屈らしい理屈をどんなに並びたてようが、
全部死ぬためにでっち上げた理由でしかない。
望みを叶えるために取っているくせに
なんの効果もない言動でしかない。
馬鹿さに絶望する。いつものように。

今手元に唯一残っている『死にたい』という理想。
死んでしまえば叶うというのに、
死んでいないのは自分がそうしていないだけ。
言い訳もでっち上げる意味が見出せない。
結局悪いのは自分だ、というだけ。
願いを叶えるため、死ぬための努力をしていないだけ。
ひたすら自分に呆れる。

誰かが言う。
「お前の望みは死ではないだろう」と。
それはそうかもしれない。
死という単純な望みだったらさっさと死んでいるはずだ。
悩むだけの要素が望みに紛れ込んでいる。
だから死んでいない。でもそれだけ。
どれかひとつが叶って、あとは叶わない。
そんな構図が当然だ。
紛れもない純粋な願いなんて、自分の中にない。
で、どれを叶えるか選ぶこともできず、
どれも叶えられないまま人生を終えていく。
あるのはそれだけ。たったそれだけ。

そろそろ。
死というひとつを選んだって。
いいだろ?
なあ。
もう10年は待ったんだしさ。
いいだろ。
なあ。

拍手